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BITTER JAM BOYS / SWEET JAM

2016年3月10日発売 \500 エンジニア 金井泰龍(STUDIO 246 KYOTO)

1.サイダー

 
不安で居たいような孤独で痛いような夜に
思い出していたんだ最大級の夏が近いこと
 
歪んだ太陽が白んだ夜の最後を撫でんだよ
今夜君に会える時を僕は待っていたんだろう
 
サイダーでえがく虹の光
始発で向かった海辺の町に
丘の上 赤い屋根の家がある
二人で見たいんだ
白い太陽が僕らを照らし
陽射しにやられそうになったとしても
待ち合わせ場所へと僕は急ぐ
答えなど知らないさ
 
あれからいつかの僕は
ずっといつかの君を
勘違いしていたのかい
それからいつかの君は
ずっといつかの僕を
勘違いしていたのかい
 
UFOから飛び出た君
下らないような夏の日の午後
花火が終わってしまったらもう
会えない 言えない
最終電車も気にしないし
君のことだったらちゃんと見えるよ
いつかさよならの時が来るまで
答えなど知らないさ
 
ひとときの感情だったとしても
夏の終わりが近づいていても
 
黒い太陽が僕らを照らし
陽射しにやられそうになったとしても
僕らがいたことを忘れないで
 
そうさ そうさ
 
いつか僕らが種をまいて
やがて枯れてしまう時が来ても
それでも僕らは笑ってただろう
そう ただ 歌ってた
最後の大玉が上がる時
君の手をそっと握りしめたら
二人の間に言葉は要らない
知らない 要らないさ
 
 
 
2.化学ガス
 
ペットボトルのお茶に
150円払ってる場合じゃない
食べ物が何もない 本当に何も
ただ後悔は月初め
仕送りをもらって 天狗になって
富を垂れ流した こんなのいつも
 
言葉が足りない 時間が足りない
帰って寝るだけ
足りない 旅行もいけない
会社なんて行きたくない
画面に書く愛
触れて確かめあいたい
叫ぶよ 我愛你(ウォーアイニー)
 
それで何も言わず
スーツで交差点を行くから
愛はいつもポッケの中入っている
Although どうしようもなく
深い悲しみにおぼれた時は
頭の中で一人箱舟に乗ろう
 
砂漠の上に立って
みんな空腹をしのいでいるわ
重い荷物を大切そうにし背負っている
ただ 完璧を望む人に
岩壁においやられては
言い返そうとしたって
言葉が何も言えない
 
言葉が足りない 洋服が足りない
もう何もかもが物足りない
満たされないならもう何も言わないで
足りない 愛だけはいっぱい

触れて確かめあいたい
叫べ ニナクペンダ
 
人は自分自身が思うほど強くないから
泣いて笑って 繰り返しているんだろう
明日に向かって伸びる
希望の光を目印に
幸せよこの空を覆ってくれ
 
 
 
3.言えばよかったなぁ
 
マフラーをつけた君の
長く伸びた後ろ髪
いつの間にかこの街にも
雪が降ってきたけれど
六年通った道を一緒に歩く最後の日
くだらない話で君は笑ってて
多分それでよかった
 
駅に向かうバスに乗り込む僕を
君は黙ってみてた
本当はあの時に 君の手を引いて
連れ去ってしまいたかったのに
 
本当のこと言えないまま
いつも君は笑っていた
大抵いつもそんな感じで
僕と君はそばにいたんだな
 
三年後に君に会えて
二人で街を歩いた
昔のことばかり話したところで
もう戻れないと知っていた
 
あと一歩のとこで僕ら
其れだけの事も言わないようにして
逃げてしまったら
それでも無いような
往かないような 日々を知る
 
きっといつかの君や僕に
誇れるような今じゃないけど
そんなことを思い出し 君に伝えるんだ
まだ泣いてなるものか
 
言葉をいつも並べては
君はいつも笑っていた
遠く離れてしまう前に
ちゃんと君に言えばよかったなぁ
 
 
 
4.さよなら
 
大抵どんな綺麗事だって嘘はあるでしょう
それでも秘密は守っていたい
発言なんてあいまいすぎて 矛盾ばかりだ
僕らは正直でいたいだけ
 
勘違いでいがみあって
何もしゃべらなくなって
離れ離れになったけど
 
忘れられないほど 笑いあえた日も
今となれば全てなつかしく思うよ
さよならの前に言えたらよかったなぁ
桜の木も緑の春
 
大体どんな嘘をついたって
隠せはしないから
ピノキオ 鼻が伸びてゆくけど
いつも答えは言葉につまって誰かの猿真似
放った願いは空に消える
 
放課後遅く残って歩いて帰った日も
いつかは思い出に変わる
 
ぶつかり合うたび泣きはらした夜も
気付けば忘れてまた笑ってた
明日もし晴れたらあの公園へ行こう
さよならまた会える日まで
 
ぶつかり合うたび泣きはらした夜も
気付けば忘れてまた笑ってた
明日もし晴れたらあの公園へ行こう
桜の木に緑が咲く
 
忘れられないほど 笑いあえた日も
今となれば全てなつかしく思うよ
別れは僕らに近づいてくるから
さよなら また会える日まで

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